とってもヴィクトリアンなハーフドール達ですが、
私の好みは、帽子を被ったお嬢様です。
今までにお嫁入りした我が家の箱入り娘達 |
ハーフドールは、1920年代にドイツのメーカーから輸入され、
イギリスの裁縫好きな女性たちの間で大流行しました。
ドイツの主なメーカーは、
Dressel & Kister, F. W. Goebel, Ernst, Bohne & Sohne, Heubach, Hertwig, Karl Schniderで、
日本からも、 あまり絵付けや品質の高くないものが低価格商品としてイギリスに輸入されました。
その他、フランス、アメリカでも製造されたようです。
ハーフドールは、上半身だけですので、下半身にドレスを取り付けて、
ピンクッション、ティー・コージー、ランプシェード、パウダーボックスなどを作ります。
イギリスでも今だに根強いコレクターのいるアイテムですが、
特に人気が高いのは、アートデコ・スタイルのようです。
たまに、スカートの先から足が出ているピンクッションドールもあって、なかなかリアルなんです。
【ハーフドールいろいろ】
◆ ハーフドールのマーク
ドイツ製のものは、 "Made in Germany"と刻印されるか、4,5桁の番号がふられています。
日本製のものは、 "Japan" 、"Made in Japan"と刻印されています。
◆ ハーフドールの価値
複雑なスタイルの型を使ったものが一番価値のあるドールになります。
価値の低い順からいうと、
1. "close" 腕が体にくっついているタイプ
2."open and returning arms" 腕が体から離れていて腕と体の間に隙間があるタイプ
3."arms away" 腕から手が体から完全に離れているタイプ
◆ ハーフドールの装飾品
帽子や髪、洋服の詳細さによって、人気と価値が上がるハーフドールですが、
ドールが手にしている装飾品も人気の鍵となります。
一番人気が高く注目されているアイテムは、
(私もまだお目にかかったことがないのですが)チョコレートトレイを持つ ハーフドールです。
チョコレートトレイには、ホットチョコレートのポットとカップ&ソーサーが載せられているそうです。
他にも、小動物や、お花、お花籠を持ったドールは人気と価値が高くなります。
古いハーフドールは、リアルな髪の毛(モヘア)が着いているのですが、
個人的には全部陶器製のもののほうが好きです。
(菊人形のように、髪の毛が伸びてきたらちょっと怖いので。。。)
コレクターが多いのに、それに関する文献が非常に少なく、
昔のハーフドール関連の書籍は、オークションでもプレミア価格で取引されています。
なので、私の知識もウェブから拾い読みしたものです。
もし事実と異なっていたらごめんなさい。
(コメントでご指摘いただけるとありがたいです。)
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