2021年12月8日水曜日

愛子様ご成年おめでとうございます。世界の皇室のティアラ

愛子様が、成年行事に臨まれ、 

美しいローブデコルテ姿を披露されたとニュースで知り、

久々に明るいニュースでほっこりしました。

(Ph/JMPA)

愛子様のティアラは、コロナ禍での国民生活に配慮し、

天皇陛下の妹・黒田清子さん所有のものを借りて行事に臨まれたそうで、

ふつうは一人娘の成人式といったら、大々的にお祝いしたいところでしょうが、

そのセンシブルな選択に心が洗われました。



愛子様のニュースがきっかけで、

世界の王室が保有するティアラに興味をもち、少し調べてみました。

参考)世界の王室のティアラについて、素晴らしくまとめてあるWebサイト

Royal Tiaras Part 1, Part 2 


【英国】
なんと、エリザベス女王が保有するティアラは約50個だそうです!

(これを聞けば、愛子様のティアラも新調してあげても良かったのでは?と、娘を持つ親心で思ってしまうのですが。。。)



↓こちらは、英国エリザベス女王のお気に入りティアラの一つ、

The Girls of Great Britain and Ireland Tiara。


見たことあるなーと思ってみたら、現在のイギリスの紙幣に印刷されていますね!



このティアラは、女王が使用していないときは、

ロンドンのQueen's Gallery に展示されているそうです。


【モナコ】

グレース妃がご結婚されたときにギフトで贈られたティアラはカルティエ製。

合計49カラットのルビーが使用されているそうです。


【イタリア】

  1817 年ころ、イタリアのPrincess Maria Anna Carolina Of Saxonyのご成婚の際に贈られたティアラ


当時は貴重だった、大粒のバロックパールがふんだんにデザインされた美しいティアラですね。

【スウェーデン】

スウェーデンでは、プリンセスが結婚式で着用するティアラは、

伝統的にカメオのティアラだそうです。珍しいですね!


【日本】

世界で最も歴史が長いといわれる日本の皇室。

そのティアラも堂々と紹介されていました。


日本の皇室でティアラが最初に製作されたのは、

1887年 ベルリンの御用金工師レオンハード&フィーゲルに作成依頼したものだそうです。

Source


ティアラに関するWebサイト Royal Tiaras Part 1, Part 2 (英語)は、

他にも、ため息が出るような豪華で美しいティアラ情報が満載です。

写真を見ているだけでも女子力が上がりそう。

2021年12月1日水曜日

アールデコ女性陶芸家 クラリス・クリフの生涯が映画化されました

日本では、スージー・クーパー人気が根強いですが、

イギリスで同時期に活躍し、

現在も世界にコレクターズクラブがあるほど人気のイギリス人女性陶芸家に、

クラリス・クリフがいます。

クラリス・クリフ
https://en.wikipedia.org/wiki/Clarice_Cliff

【クラリス・クリフの紹介】

クラリス・クリフは、1899年に陶磁器で有名な地、ストーク・オン・トレントで生まれました。

13歳で陶磁器工場の金箔の絵付けの職を得たクラリスは、それと同時に夜間のアートスクールで芸術の基礎を学びます。

17歳で(1916年)ウィルキンソン陶器工場に就職し、絵付け工員として従事していましたが、マネージャーのコリー・ショーター(のちに夫となる)にデザインの才能を買われ、デザイナーとして活躍します。

1922年にコリーのすすめで自分のスタジオをたちあげ、1927年に発売したBizarreシリーズが世界的に大注目を浴びました。

1940年、ウィルキンソン陶器工場社長となったコリー・ショーターと結婚し、ビジネスも私生活も軌道になります。

一時期は70人ものスタッフを雇い、様々なヒットシリーズを展開したクラリス・クリフですが、1963年に最愛の夫コリーが亡くなると、工場を閉め、陶芸家としてのキャリアをリタイアしました。


【代表作】

アールデコ Bizarre シリーズ

代表作ともいえる クロッカス シリーズ

【クラリスの生涯が映画化】

2021年11月 クラリス・クリフの生涯を題材にした映画『The Colour Room』が公開されました。

Official trailer and launch date revealed for Sky Original film, The Colour Room

クラリスのカップでティータイム!

クラリス役は、『ブリジャートン家』主演のPhoebe Dynevor 

コリー役は、ダウントンアビー』シーズン5と6に出演の Matthew Goode

と、なんとも豪華キャストです。


映画ロケ地についての記事 


制作会社Skyの公式トレーラー 




この映画には、現在クラリス・クリフ小学校に通う男の子もキャストされたそうです。



クラリスの名を付けた小学校があると知って驚きましたが、
それだけ影響力と権威ある存在だったということですね。

女性の地位が低かった当時に、これだけ世界的に活躍したクラリスは、
まさにたぐいまれな才能を持ち、チャレンジを恐れない女性だったと思いを馳せます。

日本で公開される予定なのかわかりませんが、『The Colour Room』は必見ですね。





Vogue誌の名物編集長 Anna Wintorはクラリスクリフのコレクターで、
 
オフィスに、クラリスの豪華コレクションをディスプレイしているようです。