2021年8月29日日曜日

イギリス中世のお城で 日本祭り@Chiddingstone castle

ケント州でもっともかわいい村のひとつと言われている、チディングストーン村。

600年以上の歴史を持つこの村は、村全体がナショナルトラストの管理下におかれており、"the best example of a Tudor village left in the country"との評判の、チューダー様式を残す大変貴重な村です。

その村の中心的存在のお城が、チディングストーン城 (Chiddingstone Castle)です。

チディングストーン城 (Chiddingstone Castle)
・住所: Chiddingstone, Edenbridge, Kent TN8 7AH

19世紀にStreatfeild家によって建造されたこのお城は、その語複数の城主や学校となった経緯ののち、1955年にアンティークディーラーDenys Bower氏がアンティークコレクションの展示場所として購入しました。

1977年にBower氏が亡くなった後は、Streatfeild家の末裔を含むDenys Bower信託管財人のもとで管理されています。

Bower氏が日本の骨董品のコレクターであったことからか、チディングストーン城では毎年恒例で日本祭り  Chiddingstone Castle Japan Festival が開催されています。

我が家からは車で20分ほどなので、6年ぶりにお城を訪れてみました。

 
小規模ながらも立派なお城です
お城のお庭でデモンストレーション


デモンストレーターは、ほぼ全員英国人

江戸時代の日本の漆器コレクション

ライブラリーには着物のディスプレイ

キッチンもお宝が沢山
当店でも販売していたアースウェアが沢山

鉄製のオーブンも年季が入っています

かわいらしいシェイプのコートハンガー

壁の落ち着いたピンク色はオリジナルでしょうか?



城主の仕事机もそのままで保管されています


イベントでは、茶道、日本舞踊、折り紙のコーナーや、日本に関係するお店の出店があり、日本雑貨を販売している知人のNiMi Projectsも大盛況でした。


まだ海外旅行は難しい状況ですが、こんな素敵な本でイギリスの各地の邸宅を垣間見ることができます。
イギリスの城郭・宮殿・邸宅歴史図鑑 


図説 英国貴族の城館: カントリー・ハウスのすべて (ふくろうの本)


図説イングランドのお屋敷 ~カントリー・ハウス~

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2021年8月25日水曜日

歴史を感じる古都カンタベリーとアンティーク

夏休みに、子連れでちょっと遠出をし、ケント州にある中世の街カンタベリーへ行ってきました。

カンタベリーといえば、イギリス国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂が有名ですね。

カンタベリー大主教は、全国民のために神へ祈ったり、戴冠式などの全国式典で中心的な役割を果たすということですが、最近では、ハリー王子とメーガンさんが「2018年5月19日に挙げた結婚式の3日前に、カンタベリー大主教と私たちの2人だけで、自宅の裏庭で密かに結婚していた」との告白で話題になりましたね。

突然ゴシップ誌にとりあげられて大主教もびっくりかと思いきや、2016年には自身の出生についてこんなニュースが話題になっていたようです!?

英カンタベリー大主教、実の父はチャーチル首相秘書 DNA鑑定に母も衝撃と


1130年に完成したカンタベリー大聖堂は、イギリス最古のゴシック建築であり世界遺産です。

コロナで事前予約が必要になっているようですが、詳細確認はこちらの公式サイトで。


コロナで観光客が減ったからか、大聖堂前のショップはちらほら空き店舗になっていたり、レストランもランチ営業をやめているところがありました。

早くもとの賑わいを取り戻してほしいものです。

カンタベリー大聖堂の裏手には、可愛いアンティークショップがありました。








こちらは、有名な戸がななめっている古い建物の本屋さん。
多くの観光客が写真を撮っていました。
The Crooked House


こちらの建物は、現在売り出し中のようです!
お値段は £1,000,000

こちらは門構えが立派な石作りの建物
燧石の石で作られた古い建物
 
壁の燧石(フリントストーン)
(日本ではジェットストーンという名前で売られているようです)

ウエストゲートの近くには、よく手入れされた公園があります。
Waste gate Gardenの美しい夕日

Westgate gardenのタワーハウス


観光ボートの発着所にもなっている、レストランのオールドウィーバーズハウス(織工の家)は、ハイストリートにかかる橋からの眺めが美しいです 。
エリザベス1世 (在位:1558-1603) の時代に、宗教弾圧から逃れてきたフランドルの製織業者が住み着いたことからこの名がついたそう。
レストランOld Weavers house

ハイストリートにある立派な図書館は、興味深い企画展をやっていることもあるので、チェックしてみるとよいでしょう。入館無料で、トイレもあります。


イングランド初のフランシスコ会修道院の跡地。
川の上に建つ珍しい建物です。まわりは自然のままの緑地になっていて、
ハイストリートから入ってすぐとは思えない平和な空間でした。
Greyfriars chapel


カンタベリーの城壁の中は、徒歩20分ほどで横断できるほどコンパクトながら、数多くのお店や飲食店があり、ハイストリートは歩行者天国になっていて安全なので、子連れショッピングには最適です。

はきやすい靴と評判の「Clarks」もあり、子供の足のサイズをしっかり図ってくれました。
イギリスの学校は、制服は学校指定がありますが、靴は自分の好きなものを選べます。
子供の好きなデザインがあったので、3人分をまとめて購入できて一安心。


Clarksの靴は、日本で買うと結構なお値段なのですね。
でも、はきやすくて長持ちするのでお勧めです。





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2021年8月12日木曜日

引っ越し後、即購入したロイヤルドルトンのディナーセット

8月中旬に5年住んだ東京のアパートを引き払い、家族でイギリスに引っ越してきました。

引っ越し先は、2010年に購入して大改装(家改装時の汗と涙の記録はこちら)をしたケント州のマイホームなので、当時の友人やご近所さんも健在で、思いのほかスムーズに新生活のスタートを切ることができました。


いつ到着するかわからない船便を待つ間、とりあえず生活できるように、もろもろ揃えるべく、フェイスブックのマーケットプレイス機能などをフル活用しました。マーケットプレイスは、エリアを指定して中古品を直接取引できて、とても便利ですね!
以前よく使っていたebayやGumtreeは、この優秀で絶大なユーザーを持つこのアプリのせいで、ちょっと勢いがなくなっているような印象を受けました。

偶然にも、近所の方がロイヤルドルトンのディナーセット、
しかも私の大好きなシリーズ「ローズエレガンス」を出品していたので、
即購入交渉をして取りに行きました。

ロイヤルドルトン(Royal Doulton)は、19世紀初期に陶磁器メーカーとして操業をはじめ、現在では、「ミントン」「ロイヤルクラウンダービー」「ロイヤルアルバート」等の名だたる有名ブランドを傘下におく、世界最大級の陶磁器メーカー。

このシリーズは、縁がゴールドプレートなので、電子レンジを使えないのが難点ですが、
とにかく手触りがポッテリすべすべで気持ちよく、色も落ち着いているのでどんなお料理も邪魔をせず、とても気に入っています。

限られたツールで料理しているので、かなりベーシックなものしか作れませんが、
食器が豪華だとお料理もグレードアップするような気がします。(と家族に言い聞かせています。)


こちらはロイヤルドルトンの美しいティーカップシリーズ。アマゾンで購入可能。


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