これ本当に泣けるよ。
と聞いて借りた本がこちらです。
海外にいると、とにかく日本語の活字に飢えるので、
どんなジャンルの本でも、とにかく読むようになったのですが、
これは、ヘビーそうなタイトルに、
ハードカバーの上下2冊組みだったので、
ちょっと借りるのを躊躇してしまいました。
でも、気合を入れて借りて読んでみてよかったー。
この小説は、出光興産の創設者がモデルだそうで、
次々とふりかかる(考えられないような)困難な状況を、
自分の会社の利益よりも、国民の生活や国の将来を考え、
(企業である以上、やっぱり利益をあげないとやっていけないと思いますが)
決してぶれない信念で乗り越えて一大企業を作り上げていく過程は、
事実に基づいているというだけに本当にハラハラドキドキで、
睡眠時間を削って一気に読んでしまいました。
戦後の日本の経済状況、石油をとりまく世界情勢なども詳しく書かれていて、
義理父がイギリスで石油関係の仕事をしていたということもあり、
とっても興味深く、読み応えも満点でした。
個人的には、主人公の私生活を描いた部分がとても印象的で、
最初の奥さんとの間に子供ができなくて、
跡継ぎを欲しがっている主人公の心情を察した奥さんが、
結婚12年目にして、泣きながら離婚を切り出したシーンなどは、
双方のつらい心情が察せられて、大号泣してしまいました。
今でこそ、医療が発達し、色々な選択肢が出てきましたが、
その昔は、結婚数年で子供ができなければ、
それを理由にした離婚も正統に認められたようで、
縁あって夫婦になった者同士が、
意に反して別れなければならない状況はどれほどつらいものだろうと、
しみじみ考えてしまいました。
この本を貸してくれた友人が、
本を読んで、出光カードを作りたくなった。
と言っていましたが、確かに、私も日本にいたら、
ガソリンスタンドは出光を選んで行くことでしょう。
熱いハートを感じたい人にお勧めの本です。
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