最近特にご注文が多いのが、
プチポワン(*)のハンドバッグ。
売れてしまったお品物を見たお客様から、
同じようなバッグが入ったらぜひ連絡してください!
などとメッセージをいただいたりするので、
買い付けにも気合が入ります。
(*)オーストリアのハプスブルグ帝国時代から受け継がれている「プチポワン」
(プチポワンはフランス語で「小さなステッチ」の意。)
今では、オーストリアの伝統工芸品という位置を確立していますが、
元々はフランスの宮廷で生まれたものが、
マリア・テレジア時代にオーストリアの宮廷にも伝えられたそうです。
(だからフランス語なんですね。)
プチポワン刺繍は、当時の上流社会では、
貴婦人の優雅な趣味の1つとして大変人気がありました。
そのため、貴婦人が身の回りの小物やバッグなどに、
プチポワン刺繍が施されたものが数多く伝わっています。
ひとつのバッグを作るのに、100時間はかかると言われるプチポワン。
その精密さから、作業には常に拡大鏡が使われるそうで、
細かい針目のものほど、デザインが繊細で大変美しい仕上がりになっています。
ウィーンのプチポワンの老舗を訪れた時に見た、
それはそれは美しい商品の様子は今でも目に焼きついています。
(お値段も目が飛び出るような価格でそれはそれは衝撃でしたが。。。)
さて、バッグ単体での画像はよく見かけるのですが、
洋服とコーディネートした写真はあまり見ることが無いと思っていたところ、
ビンテージなお洋服がお好きな方が、こんな写真をアップしていました。
(ソース: Misfits Vintage) コピーフリーだったので載せさせて頂きました
ドレスに合わせるのではなく、
ボーイッシュなスタイルにプチポワンバッグを合わせるミスマッチがお洒落です。
他にも、こちらや、こちらにプチポワンバッグのコーディネートの写真がありました。
やっぱり、ビンテージのお洋服に合わせると、とても素敵ですね。
こちらは、恥ずかしながら、
私が去年のクリスマスパーティーに出席したときのコーディネートです。
プチポワンバッグを持っている人は誰もいなかったので、
けっこう褒められました。
どんな色のお洋服にも合い、コーディネートに華を添えるプチポワンのバッグは、
女子力アップの必須アイテムでしょう。
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